2019年2月27日
中欧旅行(プラハ①)
プラハ観光の目的の一つがカフカ博物館でした。昔読んだカフカの『変身』『審判』『城』などのシュールレアリスム的な作品は今でも頭に残っています、特に『審判』は自分で演出してみたいと思うような作品でした。世界で最も大きく古い城と言われるプラハ城はまさにカフカの『城』のイメージで、旧市街の迷路のような石畳や建物は『審判』の舞台です。石畳は角がすり減って丸くなり、しかもでこぼこで歩きにくいのは川原の石の上を歩いているようでした。『審判』の主人公ヨーゼフ・Kは罪名も分からぬまま二人の男に両脇を抱えられ石切り場で処刑されました、そして現実にはカフカの三人の妹たちは後年ナチスによって全員殺害されたのでした。プラハ城や旧市街を見たり、カフカの境遇を知ることで作品の情景がより具体的に想像できるようになりました。
プラハ城入り口 大聖堂のステンドグラス(ミュシャ)
黄金の小道 正面右がカフカが『変身』を書いた部屋
フランツ・カフカ 博物館
カフカの両親、作品イメージ、手紙